一保堂茶舗 (いっぽどうちゃほ) 京都本店ののれん
享保2年(1717年)
創業の日本茶の老舗。
「一保堂」の屋号は弘化3年(1846年)、山階宮より賜ったもの。
「茶一つを保つ」の意。
近江商人であった渡辺伊兵衛が創業、
「近江屋」として茶の他に、茶器、陶器も扱っていた。
この正面に吊られた大きな「茶 一保堂」ののれんは一度見ると目に焼きつきます。
6月はじめから9月終わりまでは白いのれん、他の期間は黒、こげ茶。
写真撮影は9月頃です。
今の建物は2006年に改装されて新しくなっていますが、外観は古いつくりが維持されています。
正面から見ると、玄関の4枚の大きなのれん、その上に構えるこちらも4枚の大きな窓、
そしてその間に黒塗りの壁に映える一保堂の屋号、これら全てセットで大きい看板のようです。
(偶然でしょうか?両脇の木と、歩道にある車止めも左右対称の位置にあります。)
これだけ絵になる玄関もそうそうないです。
手元にある書籍に一保堂茶舗さんの正面写真が載っていますが、玄関の4枚ののれんが、
左に3枚、右に1枚と左右対象ではない並びになっています。
寺町通りの一保堂のある辺りは繁華街から少し離れているので夜は落ち着いた場所です。
そんな中、情緒ある緑と赤のレトロなネオンサインが浮かび上がります。
一保堂さんでは抹茶・玉露・煎茶・番茶と日本茶が各種揃っていて、
お値段の高いものは100グラム1万円以上のものもあります。
知り合いの会社では、「来客用」 として一保堂のお茶が常に用意されていると言っていました。
喫茶室嘉木が店内に併設されており、スタッフにおいしいお茶のいれかたを教わりながらお茶を頂くことができる。
隣は紙の老舗である紙司柿本 (かみじかきもと)ののれんがあります。
一保堂茶舗 (いっぽどうちゃほ) 京都本店
〒604-0915
京都府京都市中京区寺町二条上ル東側常盤木町52
アクセス
地下鉄東西線 京都市役所駅3番出口より徒歩約7分
バス 京都市役所前より徒歩