軒行燈(のきあんどん) 軒灯(けんとう) 行灯


京都の老舗の建物には、のれんの他に、この軒行燈も良く見られます。
ぼんやりとした灯り、銅の緑のさびが歴史を感じさせます。

軒行灯が使われはじめたのは、電気やガスによる照明が使われ出した頃で、当時は電球やガラスも貴重であり、とても高価な看板でした。屋根に軒行灯をつけることがその店が栄えている証となっていたそうです。西洋のガス灯から日本風に進化したのだと思いますが、西洋的なデザインも感じられる独自の意匠となっています。主に銅で作られ、職人達は技を競い様々な技法を駆使して製作されていたようです。

軒先にある行燈ということで軒行燈ですが、数が少ないので名前はあまり知られていないのかもしれません。灯篭看板、和風のガス灯、銅製の行灯看板などと色々と呼ばれているようです。


京都は道路が混みますが、抜け道を通っている時に軒行灯を製造されているお店を偶然見つけました。銅製品の製作、修理、販売をされている 赤澤板金製作(工業)所さんです。

この抜け道は良く通るのですが気づかないもんですね~。何気なく目をやった時に、偶然お店の方が 軒行燈をもってらして、あれは!と発見した次第です。お店の屋根の上に設置された状態では感じませんが、人が持っているとけっこう大きいものですね。

赤澤板金製作(工業)所
〒605-0005
京都市東山区三丁目35番地

他にも二条通と新間之町通の交差点のところにある板金屋さんでも見かけましたので、けっこう板金屋さんでは作られているのかもしれません。



近又


鳥彌三

萬亀楼 ガス灯写真
萬亀楼


塩芳軒




蕎麦餅で有名な蕎麦の老舗尾張屋




するがや 祇園下里


美濃幸


瓢亭

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