宮脇賣扇庵 (みやわきばいせんあん) ・扇子



文政六年(1823年)創業  扇子の老舗
初代は美濃国出身で、扇子を扱っていた近江屋新兵衛から扇子屋の鑑札を譲り受け創業。

ほとんどの商品が自社で製造されており、店の天井には鉄斎などの巨匠によって描かれた絵が残されている。

入り口左手にはバッタリ床几(しょうぎ)(揚見世(あげみせ))、屋根は板葺、二階は虫籠窓と、新しい建物ですが伝統的な建築様式を見ることが出来ます。
建物の正面を大きく開け、中の商品が見えるようになっているのが商店に多い店構えです。それとは対照的に料理屋さんなどは門を設けて中が丸見えにならないようになっています。

建築家川崎清さんの著書、「仕組まれた意匠 京都空間の研究」の中で、
京都の伝統的な「小売商店」の形として、この宮脇賣扇庵さんが挙げられています。
宮脇賣扇庵さんの他には、分銅屋足袋さん、清水の土井志ば漬本舗さん、五辻の昆布さんなどが挙げられています。(五辻の昆布さんは現在は新しい建物に変わっています。)

写真の撮影時期:9月

















宮脇賣扇庵 (みやわきばいせんあん)

京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」下車 徒歩 約7分
京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車 徒歩 約10分
阪急京都線「烏丸駅」下車 徒歩 約10分
阪急京都線「河原町駅」下車 徒歩 約10分
京都駅よりタクシーで約20分

〒604-8073 
京都市中京区六角通富小路東入ル 大黒町80-3

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